AI画像生成では、同じ内容でも日本語より英語で入力した方が精度が高いことがあります。しかし、英語が苦手な場合でもコツを押さえればスムーズに変換可能です。ここでは実践的なポイントと例を紹介します。
※この記事にはプロモーションが含まれます。
1. 重要な要素を単語で整理する
まず日本語プロンプトの内容を「名詞・形容詞・動詞」に分解します。
例:
- 日本語:「青い湖に映る夕焼け、静かな雰囲気」
- 分解:
- 名詞:湖(lake)
- 形容詞:青い(blue)、静かな(serene)
- 動詞・表現:映る(reflected)、夕焼け(sunset)
次にこれらを英語に置き換えます。
2. 順序は「被写体 → 描写 → 雰囲気・スタイル」
英語プロンプトでは、中心となる被写体 → 詳細な描写 → 雰囲気や画風の順に書くとAIが理解しやすいです。
例:
- 日本語:「青い湖に映る夕焼け、静かな雰囲気」
- 英語プロンプト:
a serene sunset reflected on a blue lake, tranquil atmosphere, cinematic lighting, ultra detailed
ポイント:
- 「serene」「tranquil」で静かさを表現
- 「cinematic lighting」「ultra detailed」で画質や雰囲気を補強
AIライティングスクールの5日間無料トライアル→LINEで学べる
3. 不要な接続詞は省く
英語プロンプトでは、「〜で」「そして」のような接続詞はほとんど不要です。名詞と形容詞を並べるだけで十分伝わります。
例:
- 日本語:「森の中で小鳥がさえずる朝」
- 英語:
birds singing in a forest at morning, soft sunlight, peaceful, highly detailed
上記のプロンプトで日本語・英語両方で画像を作成してみました。(使用ツール:Canva)


対照的な結果になった例ですね。
英語プロンプトは「小鳥」に、日本語プロンプトは「森の中」がフォーカスされています。
日本語の方も小鳥が複数飛んでいるのですが、囀っていることまではわからない。朝の森の雰囲気はこちらの方が私は好みですけれど。
4. アートスタイルや画質を付加する
日本語で表現しにくい画風や光の効果は、英語の専門用語を使うと再現しやすくなります。
- 「油絵風」 → oil painting
- 「水彩画風」 → watercolor
- 「幻想的な光」 → magical lighting / ethereal lighting
- 「超高精細」 → ultra detailed / high resolution
5. 実践例まとめ
日本語プロンプト | 英語変換例 |
---|---|
星空の下で静かに座る猫 | a cat sitting quietly under a starry sky, calm, soft lighting, ultra detailed |
雨の街角、傘をさす女性 | a woman with an umbrella on a rainy street corner, cinematic lighting, realistic, highly detailed |
銀河を背景にしたファンタジー城 | a fantasy castle with the galaxy in the background, magical lighting, epic, ultra detailed |
3つめの”銀河を背景にしたファンタジー城”をこの記事のアイキャッチに使用しました。(Canva使用)
まとめ
日本語プロンプトを英語に変換するポイントは以下の通りです:
- 重要な名詞・形容詞・動詞を整理する
- 被写体 → 描写 → 雰囲気・スタイルの順で並べる
- 不要な接続詞は省く
- アートスタイルや光の表現は英語専門用語で補う
この方法を使うことで、日本語からでも簡単に英語プロンプトを作り、精度の高いAI画像生成が可能になります。
