台風シーズンに備え、停電時でも慌てないための実践的な準備とポイントをまとめました。照明・情報・電源・水・熱源の5つを中心に、今すぐできる対策をチェックリスト形式で解説します。
停電に備える基本の対策(電源・情報・照明)
- 懐中電灯
LEDで電池式のものを複数用意。夜間の移動や家屋内の安全確保に必須です。家族の人数分+予備電池を推奨。
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- 電池で動くラジオ
AM/FM対応、できれば手回し発電・ソーラー併用タイプ。停電時の気象・避難情報の取得手段として必須です。
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- ポータブルサイズのソーラー充電器
晴れ間が出ればスマホ等を充電できます。以前の停電時に役立った経験があるなら優先的に用意しましょう。
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- ポータブル蓄電池(余裕があれば)
スマホ、ノートPC、LEDランタン、小型冷蔵庫(容量に依存)などが使用可能。購入する場合は容量(Wh)と出力(AC/USB)を確認。
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- クーラーボックス
冷蔵庫停止時の食材保護に有効。氷・保冷剤を使って短期間なら冷蔵保存が可能。
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断水・トイレ対策(水の確保)
- トイレを流す水の確保
- お風呂の残り湯をバケツにためておく(トイレの洗浄水として利用)。
- 屋外に雨水タンクがあるなら、非常用の生活水・洗浄水として活用。
- 飲料水の備蓄
1人あたり1日約3Lを目安に、最低3日分(できれば1週間分)の飲料水を確保。ローリングストックで定期的に入れ替えを。
停電中の調理・熱源
- カセットコンロ
電気が使えないときの調理用に必須。ガスボンベは複数本ストック(目安:3本以上)。屋内で使う場合は換気を忘れずに。 - その他の加熱手段
(例)カセットガス式のミニコンロ、固形燃料など。使用時は必ず火気の取扱説明を守ること。
停電が来る前にやっておきたい準備
- スマホ・モバイルバッテリーをフル充電
台風接近が分かったら、まずはスマホとモバイルバッテリーを満充電にします。 - 冷蔵庫の温度を低めに設定
停電が長引く可能性を考慮して、事前に冷蔵庫を冷やしておくと食材の持ちが良くなります。停電中は扉の開閉を最小限に。 - 避難ルート・集合場所の確認
家族で共有しておきましょう。ラジオや携帯で最新情報を把握できるようにしておくこと。 - 懐中電灯やラジオの置き場所を周知
いざというとき探さなくて済むよう、家族で保管場所を決めておきます。
簡単チェックリスト(印刷して貼っておける短縮版)
- ☐ 懐中電灯 × 複数(予備電池)
- ☐ 電池式ラジオ(手回し・ソーラー併用推奨)
- ☐ ソーラー充電器(ポータブル)
- ☐ ポータブル蓄電池(可能なら)
- ☐ クーラーボックス + 氷・保冷剤
- ☐ 飲料水(1人3L/日 × 3日分以上)
- ☐ お風呂の残り湯をためる容器
- ☐ カセットコンロ + ガスボンベ(予備3本以上)
- ☐ スマホ・モバイルバッテリー満充電
- ☐ 家族の避難ルートと保管場所の共有
停電時の注意点(安全面)
- 換気に注意:カセットコンロやガス機器を屋内使用する際は必ず換気を行い、一酸化炭素中毒に注意。
- 火気の管理:ろうそくは火災の危険があるため、可能ならLEDランタン等を優先。ろうそくを使う場合は足元や子どもの手の届かない場所で。
- 電気復旧時:停電復旧直後は電圧不安定で家電故障の恐れがあるため、主電源のブレーカーを切ったまま様子を見る手もあります(状況に応じて)。
まとめ:まずは小さな準備から
停電対策は「完璧」より「確実」が大事です。まずは懐中電灯・ラジオ・飲料水・カセットコンロの4点を揃えることから始めて、余裕があればソーラー充電器やポータブル蓄電池を加えると安心度がぐっと上がります。台風情報はこまめにチェックして、いざというときに落ち着いて行動できる準備を整えましょう。
このチェックリストは家庭向けの基本的な備えです。ご家庭の人数・持病・ペットの有無などに応じて必要な備品を追加してください。


