1. Monitorianとは?
折りたたみ式や薄型の低価格モニターは、DDC/CIやプリセット機能が省かれていることが多いため、明るさの調整などはモニター本体のボタンなどで調整する必要があります。
また、電源をオフにすると元の規定値にもどってしまうため、ストレスを感じることも度々。
Monitorianは、Windows上でモニターの輝度をPC側から調整できる無料ソフトです。DDC/CI非対応のモニターでもPC側から輝度管理が可能になる便利なツールのひとつです。
1-1. できること
- 接続中のモニターを自動認識
- スライダー操作で明るさ調整
- Windows起動時に自動で明るさを設定
- 複数モニターの輝度を同時に管理
1-2. 使うメリット
- 折りたたみモニターやサブディスプレイでも、本体に触らず輝度を調整できる
- 電源OFF後でもWindows起動時に明るさを自動復帰可能
- 文書作業や動画視聴など、用途に合わせて輝度を簡単に変更できる
2. Monitorianのダウンロードとインストール
1.公式サイト(GitHub)から最新版をダウンロード

緑色の<>Codeタブ→Download.Zipをクリックでダウンロードできます。
2.ダウンロードしたZIPファイルを解凍して、Monitorian.exeを実行します。
タスクバーに自動的にセットされるのでクリックして使用できます。

右クリックで各種設定ができます。
3. Monitorianの基本設定
3-1. モニター認識
Monitorianのアイコンをクリックすると、接続中のモニターが一覧表示されます。 名前が表示されない場合は、ケーブル接続や電源を確認してください。(※サブモニターはType-Cなどと表示される場合あり)
3-2. 輝度の調整
- モニター名の下にあるスライダーを上下に動かして明るさを調整
- 複数モニターがある場合は、それぞれ個別にスライダーで設定可能
3-3. Windows起動時に自動起動
- 右下の通知領域にあるMonitorianアイコンを右クリック
- 「サインイン時に起動する」と「再接続時に明るさを復元する」にチェック
- これでPC起動時に自動でソフトが起動し、設定した明るさに復帰
3-4. 注意点
- すべてのモニターが対応しているわけではない(DDC/CIやUSB-C接続必須)
- 色温度やコントラストの制御はできない場合がある
- 一部の低価格モニターでは認識されないこともある
4. 便利な使い方の例
- 折りたたみ式モバイルモニターの輝度管理に活用
- 昼間と夜で明るさを変えたい場合、スライダーで簡単切り替え
- 複数モニター環境で、それぞれの明るさを統一して作業効率を向上
5. まとめ
Monitorianを使えば、モニター本体に触らなくてもPC側から簡単に輝度を調整可能です。 特に折りたたみ式モバイルモニターやサブディスプレイを使う場合、作業効率が大幅に向上します。 無料で手軽に導入できるので、Windowsユーザーにはおすすめのツールです。


