目に悪い光とは?
私たちの目は、毎日さまざまな光にさらされています。
紫外線やブルーライトだけでなく、LEDのちらつき(フリッカー)や強い可視光なども、目の疲れや睡眠の質に影響することがあります。
ここでは、生活シーン別に注意したい光と対策を紹介します。
屋外シーン:紫外線と反射光に注意
屋外では、太陽光に含まれる紫外線(UV)が最大の敵です。
長時間浴びることで角膜炎や白内障、加齢黄斑変性などのリスクが高まります。
また、雪面や水面の反射光も非常に強く、直視すると網膜にダメージを与えることがあります。
- 主な発生源: 太陽光、雪・水面の反射
- 影響: 角膜障害、白内障、強い眩しさ
- 対策: UVカットサングラス、帽子、日傘、偏光レンズ
室内シーン:ブルーライトとフリッカー
室内ではスマホやPC、LED照明がブルーライトを多く発しています。
ブルーライトは波長が短くエネルギーが強いため、目の奥(網膜)に届いて負担を与えます。
また、一部のLEDや蛍光灯には「フリッカー(ちらつき)」があり、知らず知らずのうちに目や脳を疲れさせることも。
- 主な発生源: スマホ、PC、テレビ、LED照明
- 影響: 眼精疲労、ドライアイ、睡眠リズムの乱れ
- 対策: 夜間モード、ブルーライトカット眼鏡、照明の明るさ調整、定期的な休憩(20-20-20ルール)
美容・趣味シーン:人工紫外線や強光
ネイルライトや美容用美顔器には、人工的な紫外線(UV)や強い可視光を出すものがあります。
適切な保護をしないと、目の炎症や痛みを引き起こすことも。
また、カメラ撮影用の強力なLEDライトも直視は避けましょう。
- 主な発生源: ネイルライト、美顔器、撮影ライト
- 影響: 角膜炎、眩しさ、目の痛み
- 対策: 保護メガネの使用、照射方向を目から外す
リラックスシーン:光の質を整える
夜のリラックスタイムでも、照明の色温度や明るさは重要です。
白色LEDは青みが強いため、就寝前は暖色系の間接照明に切り替えると良いでしょう。
光の質を整えることで、目の負担を減らし、自然な眠りへと導きます。
- 主な発生源: デスクライト、天井照明、テレビ
- 影響: 睡眠ホルモンの抑制、目の緊張
- 対策: 間接照明、暖色系ランプ、寝る1時間前の画面オフ
まとめ:光と上手に付き合う
「目に悪い光」は特別なものではなく、日常の中に普通に存在します。
しかし、光の性質と上手に付き合うことで、目の健康と快適な生活の両立は十分可能です。
環境に合わせた光のコントロールを意識してみましょう。


