Midjourneyを使った美しい絵本イラスト作成

デジタルスキル・ツール活用

有料でもMidjourneyを選んだ理由

Midjourney(以下MJ)はアート性が高く、幻想的・印象的なビジュアルに特化しており、「美しさ」や「雰囲気重視」の作風が得意な画像生成AIです。DALL·Eも試しに使用してみましたが、作風の方向性が異なるのと求めるクオリティではないと思い、MJを使用することにしました。

MJは無料で使用することはできないので、Subscription契約をしました。まずは試しにBasic Plan(Monthly)に申し込みました。1か月200分(生成にかかる時間のみ消費)使用することができます。最初はいったいどんな感じでどんなものが出来てくるか、わくわく興味津々でした。

Midjourneyの公式サイトはこちら

Discord版ではなくWeb版を使用

今回絵本のイラストを作成するにあたって使用したのはWeb版です。最初MJを知ったときは、Discord上から画像生成を行うものだったのですが、Web版の存在を知りこちらの方が私に合っていると思いました。

Web版の使いやすいところは、作成した画像とプロンプトの管理が容易なことです。自分でフォルダを作成してそこに画像を保存しておけるので、過去の作品を探しやすいし、プロンプトの再利用もたやすい。これは作業するうえで非常に便利な機能だと思います。

Midjourneyの公式サイトはこちら

試行錯誤の連続:思い通りの絵を描くために

最初にMidjourneyで描こうとしたのは、冒頭の画像の「ネモフィラの丘に立つ少女」。当初は青い色調をメインにした絵ばかりでストーリーを連ねていこうとしていました。だけど、微妙な色調で思い通りの絵を描くのは難しく、構図や空気感もすぐには形になりませんでした。

たった一枚の風景に、何度もプロンプトを変えて、色調や構図、人物の顔の向きを調整し続けます。MJはときに予想外の美しさを見せてくれる一方で、「ちょっと違う」と感じるズレにも、何度も向き合うことになりました。

それでも「これだ」と思える一枚に出会えたときの感動は、まるで霧の中から朝日が差し込んでくるような瞬間でした。それは、手をかけたぶんだけ心が通う、不思議な創作体験です。

出来上がった絵の最終的なプロンプトは
”A soft watercolor scene of a teenage girl standing quietly at the edge of a hill covered in blooming baby blue eyes (nemophila) flowers, seen from behind, holding a straw hat in one hand as the breeze flows, vast sky above, gentle slopes below, her face softly turned away or out of frame, cloud blue and mint blue tones, peaceful and poetic, –ar 3:4 –”
MJのdescriptionを通したら「ジブリ風」っていう表現がありました。そういう指定はしていないのですが、たしかにジブリのアニメっぽい雰囲気もありますね。(このイラストは絵本には入っていないものです。)

Midjourneyの公式サイトはこちら

タイトルとURLをコピーしました