ペルセウス流星群とは? わかりやすく解説
ペルセウス流星群は三大流星群のひとつで、年間でも常に1・2を争う流星数を誇り、日本で最も観察しやすい人気の流星群です。名前の由来は、流れ星が夜空の「ペルセウス座」のあたりから飛び出してくるように見えることから来ています。実際は空全体に流れ星が現れますが、放射点としてペルセウス座が目安になるんですね。
この流星群は、彗星の残した塵(ちり)が地球の大気に突入して燃え尽きることで光の線(流れ星)が見えます。毎秒数個以上の流星が見られることもあり、夜空をゆっくり眺めているだけで流れ星がたくさん見えることが多いです。
ペルセウス流星群は、出現時期が聖ラウレンティウスの殉教を記念する8月10日に近いことから、古くから「聖ラウレンティウスの涙」と呼ばれることがあります。これは、流れ星が殉教した聖人の涙に見立てられた伝説によるもので、夏の夜空に流れる美しい星々にロマンチックな意味合いを添えています。
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2025年の見ごろと観察ポイント
- 見ごろは8月11日~13日、ピークは12日深夜から13日明け方。
- 街明かりの少ない場所で広く夜空を見渡すのがおすすめ。
- 肉眼で観察し、20~30分ほど目を暗さに慣らすと流星が見やすくなります。
- 虫よけスプレーは必須!赤色ライトもあると便利です。
赤色ライトって何?
夜の暗い場所で目を慣らしたまま周囲を照らせる、やさしい赤い光のライトです。
普通の明るい白い光だと星を見る目が一時的に見えなくなっちゃうけど、赤色ライトなら目の暗順応をキープしたまま使えます。
星空観察や天体観測の必須アイテムとしてぜひ覚えておいてくださいね!
天気予報と観察のベストタイミング
2025年8月12~13日の最新天気予報によると、北日本〜東日本は晴れ間が多く観察に好条件です。一方、西日本は一部で雲が広がる可能性があるため、雲の少ない場所や時間を狙うのがおすすめです。最新の天気情報をこまめにチェックしましょう。
星空観察のコツと持ち物
観察は広い空を見渡せる場所で行い、肉眼で楽しみましょう。観察前に目を暗さに慣らすことで、より多くの流れ星が見つかります。夏の夜なので防寒は不要だと思いますが、虫よけ対策はしてくださいね。懐中電灯は赤色ライトが望ましく、周囲の目を妨げません。
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