ハンディファンの蓄電池、回収対象へ──環境と安全のために正しい廃棄を

ハンディファンと蓄電池がリサイクルマークの前に並んでいる。 時事ひとしずく

暑い季節に便利な携帯扇風機(ハンディファン)は、その内蔵リチウムイオン蓄電池が資源有効利用促進法の対象製品として回収義務の拡大が検討されています。特に最近は海外製品の流通が急増し、回収の実態や廃棄方法に課題が指摘されています。

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「指定再資源化製品」への追加検討

環境省や経済産業省は、ハンディファンのほかコードレス掃除機や電気カミソリを「指定再資源化製品」に追加する方針です。これにより製造・販売業者には、使用済み製品の回収やリサイクルが義務付けられ、資源の有効活用と廃棄物削減を目指します。

海外製品の流通拡大と回収課題

安価な海外製ハンディファンが市場に増えていますが、輸入ルートや販売者が不明確なものも多く、回収体制が十分に整っていない場合があります。これにより適切なリサイクルがされず、環境負荷が増大する恐れがあります。

一般ごみとして捨てられる実態と政府の対応

ハンディファンの蓄電池は小型でも火災リスクがあるため、一般ごみとしての廃棄は大きな問題です。実際に多くが燃えないごみやプラスチックごみとして処分されている可能性があり、政府は実態調査を進め、適切な回収促進策を検討しています。

SoraUmiの本音は、ハンディファンより扇子!

私たちにできること

  • 購入時に回収対応の有無を確認
  • 使い終わった製品は自治体や販売店の回収窓口へ
  • 安易に一般ごみに捨てない意識を持つ

それでも買うなら日本メーカーの製品を買おう。

回収方法をよく調べて廃棄しよう

  • 販売店での回収
    家電量販店や携帯電話ショップ、ハンディファンを購入した店舗で、使用済み蓄電池の回収ボックスを設置している場合が多いです。
  • 自治体の回収ルール
    多くの自治体では小型充電式電池の専用回収日や回収ボックス設置があり、そこに持ち込めます。自治体ごとに回収方法や分別ルールが異なるため、自治体の公式サイトや問い合わせ窓口で確認が必要です。
  • メーカー回収
    一部メーカーは独自にリサイクル回収サービスを提供しているケースもあります。

ハンディファンは小型ながら蓄電池とプラスチックの複合製品であり、適正処理が環境負荷低減につながります。みんなで賢く使い、正しく手放すことが、未来の地球を守る第一歩です。

こちらも日本のメーカー。

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